店長のサイクリング日記

吹雪にビックリの小豆島

北へ行けば雪は当たり前,では南へ行けば大丈夫と出かけた小豆島で吹雪に遭うとは予想外でした

コース図 小豆島
拡大画像

「山旅倶楽部」
(数値地図50mメッシュ標高+数値地図画像25000)を使用


 マピオンのピンポイント天気予報では,晴れ・西の風8〜10m・最低気温1℃・最高気温6℃と,いう事だったので,西に向かうときには向かい風が凄いだろうなとは予想が出来るが,お天気が良ければ良しとしようという事で出発する。
 山陽電車の特急で飾磨まで輪行,約3kmで飾磨港へ着く。

 キップを買って,さあ乗船というところで一騒動,一緒に行った庄司さんが歩いて(自転車を押して)乗船しようとしたところ,靴底のクリートがカチャカチャと音を立てていたので,スパイクの着いた靴では船が傷むので乗船できないと止められてしまった。行きのキップを買うときには気がつかなかったが,キップ売り場と船内には「磯釣り用・ゴルフシューズでは乗船できません」とはっきり書いてありました。LOOKのペダルだったのでプラスチック製のクリートが着いていて,これなら傷は付かないと判断されたのか,そのまま乗船させてもらえたが,一時は,代わりの靴は持ってないかとか色々いわれて乗せてもらえんのかと思った。船内では音を立てないようにそろっと歩いてましたけど,何でフェリーに乗るのにこんな気つかわなあかんねん。

 定刻(9時45分)に出航して,日本海のフェリーのように漂流する事もなく,時間どうり(10時15分)に福田港に入港。

 天気予報どうりにいい天気です,海岸線をなぞって,あわよくば寒霞渓にも登ってみようという欲ばった計画なので,時間にそれほど余裕があるわけではないので,下船してそのままスタート。いきなり登りですか,たいした勾配ではないが冷えた筋肉には辛い。ゆっくりと登りはじめて,途中で福田港の写真 を1枚。

ランドスケープ

ランドスケープ
Kashmirより生成
拡大画像

 20年ぶりの小豆島は,昔はつながっていなかった道がつながって,海岸沿いに一周できるようになってる。海岸線に沿ってぐるっと一周して,登りの一番楽な大部から寒霞渓に登って約100km,上手くいけば5時間で走れて,15時30分のフェリーで帰る。遅れても17時15分のフェリーだと日没までには走りきれるとの計画でした。
 ただ,標高700mは雪やら,凍結している事もあり得るので,走りながら様子を見て,大丈夫そうだったら登ろうと臨機応変に対応する予定。

山陽電車特急 明石−飾磨 [28分]  運賃 680 円

便
姫路発
便
福田発
1
7:15
1
7:50
2
9:45
2
9:20
3
11:15
3
11:40
4
13:35
4
13:15
5
15:10
5
15:30
6
17:25
6
17:15
7
19:10
7
19:20
8
21:10
8
21:00

年末年始増便ダイヤ(12/28〜1/5)
 姫路発 08:30  12:30  16:25
 福田発 10:30  14:30  18:20

自転車 大人 1,670円

  • 行程(予定)103km
    • 福田−坂手 22km
    • 坂手−土庄 29km
    • 土庄半島  13km
    • 土庄−大部 19km
    • 大部−寒霞渓−福田 20km

  • 行程(実行)93km
    • 福田−坂手 22km
    • 岬の分教場 10km
    • 坂手−土庄 29km
    • 土庄−大部 19km
    • 大部−福田 13km
   福田港を出発して,坂手を目指して南へ,東側の海岸線を走る。風は島に遮られてほとんど無風。でもこの先南側の海岸線出て東へ向かうと風がきつくなるのは予想できたが,まさか雪が降り出すとは・・・一時は吹雪に近い状態でした。

 大角灯台を過ぎてからは,向かい風との戦いが延々と続く。寒霞渓は雪雲で覆われてとてもじゃないがいけるような状況ではなさそうに見える。坂手に出たところであっさりと予定を変更して,寒霞渓はやめて,予定になかった岬の分教場へ行く事にする。

 しょうもない観光地と化した映画村などは無視して,とっとと帰る。

 国道436号線に出るとさすがに車が増える。オリーブ園を過ぎたところで国道と別れて南へ,海岸線をなぞっていく。東側へ出ると向かい風が・・・,走る気が萎える。道の駅「ふるさと村」を見つけたときは迷わず休憩に入る。

 思っていた以上にペースが上がらないので,土庄の東側,半島部へは行かずに大部へ向かう事にする。
 3時半のフェリーはあきらめて,5時のフェリーに間に合うようにと,ちんたらと走り出すが,北側の海岸に出たとたんに適度な追い風になって,なかなかいいペースが保てる。道の駅「おみの里」で大休止。

 残り距離がはっきりしない(残り20kmぐらい?)が,3時半のフェリーには間に合わないだろうなという状況で走り出すが,すぐに大部に到着,残り距離13kmの看板が,残り時間45分,とばせば(追い風だし)まだ登りが残っているが30分あれば行ける,という事で,スイッチオン。二人で先頭交代をしながら福田へ向かって一目散。計算どうり3時15分過ぎに到着。

 乗船時には,クリートの音をさせないように,自転車に乗車して乗船。船内もそろっと歩く。ところが,下船時に油断して音を立てたとたんに乗務員に足下を睨みつけられて,びっくり,またまた抜き足差し足。油断のならないフェリーです。